アートde博多

前日はマンガ喫茶(ネトカフェ)で寝ました。近頃の若者な気分でした。ホントは中州周辺のクラブやカフェでサーキットイベントがあって行きたかったけど、近くに行ったらダボダボズボン男やヘソダシ女がいっぱいいて、とても自転車担いだ小生には無理そうでした…
本日はアートDay。ネトカフェを9:00に出発。

福岡市美術館
大濠公園福岡城のお濠跡の公園、その一角にありました。ここの目玉は「出光コレクション」…なんかいまいちでした。出光佐三さん、福岡の英雄でしょうがゴメンナサイ。

■福岡市立博物館
ヤフードームのすぐヨコチョ。目玉「ペルシャ王朝展」、ペルシアは今では地方名にも国名・都市名にもほとんど聞きません。が、かつては世界最古の文明発祥の地を含み、世界最大の帝国を築いたこともあるトルコ・イラン・サウジ・西インド・イラクモロモロを含む地帯なのです、そぅペルシア大帝国!!古代期のディフォルメされた動物の土器が…『こぶ牛土器』カワユイ、胸キュン♪。黄金の輝き方に…よだれジュルリ♪。黄金製品ってのは、激しく陰影つけるよりも滑らかな曲線で変化を持たせたほうが、輝き方に神秘性が出る気がしますな。円空彫りには向きません(笑)

12:00
大宰府に向かってR3をゴーゴー!。想像では丘の上にあると思ってましたが、ほぼ、博多と同じくらいの平地。距離も20kmくらいでしたのですぐについちゃいました。もちろん着いたら、太宰府天満宮に行かねば!学問の神様に挨拶せねば!ザクロ食べて炎を吐かなきゃ!神社は砂利道だから自転車シューズでは歩きにくい、草履に履き替えなきゃ!いたるところで売っている、「いきなりだんご」ってなんだったんでしょ??

九州国立博物館
天満宮の境内の横に博物館に続くエスカレーターがあり、それを登って入り口まで行きます。3機も乗り継いでかなり高いところまで上がると、ようやく建物が・・・、デカイよ!!こんな山奥に建てちゃだめだよ、もっと交通の便のいいトコに建てなきゃ!!さて、目玉は「未来への贈りもの-中国泰山石経と浄土教美術-」これは良かった、ホント良かった。仏教観×思想×時代背景=仏教美術という式がわかりやすく、そして面白い。
例えば末法思想。釈迦の入滅後、その教えは時代が下るにつれて廃れていくという、仏教独自の歴史観末法思想。もともとは仏教修行者に危機意識を喚起するものでしたが、人々を取り巻く災害や疫病の流行、社会的な混乱などを背景として、それは単なる知識ではなく現実問題として人々の危機感と結びついていきました。中国では、岩肌に経典を刻むことにより仏の教えを不朽のものにしようとして、巨大な岸壁に経典をって、高さが15mの岩肌ってデカ過ぎでしょ!一方日本では、紙に書いた経典を金属の筒に入れて塚に埋めたのです。菩薩(弥勒菩薩とか)は解脱にむけて修行中ですんで、まだまだ人に近く装飾物もいろいろ着けてオシャレしますが、如来大日如来など)は悟りを開いて解脱してますんで、一切の煩悩がありませんから装飾物などありません。
空也上人の唱えるお経は、その傍から仏さまに転じたそうです。でその木造がコレですが、視覚化した物はかなりファンキーだと思います。当時の人々には奇跡とか、有難さの象徴でしたでしょうが…。お釈迦さまの入滅後、弥勒菩薩は修行に入り如来となって人間界に救いの手を伸べるまでに、57億7千万年かかるようです。それで、企画展の出口に、弥勒如来登場まであと何秒って表示がカウントダウン電光掲示がされているのですが、「人々は、弥勒如来の現れる56億7千万年後まで仏の教えをのこそうと、経典を経筒に入れ、土中に埋めたのだ。弥勒出現まで あと○○○○○○○○○○○○○○○○○秒」ってケタが・・・17京って初めて目にしました、そんな単位ありましたね。これが発祥?