ドリームガールズ

巷で噂の(?)アカデミー賞作品『ドリームガールズ』を観ました。面白かった、というよりも、映画館の音響はさすがです。家でDVD観賞でしたら、あの臨場感は味わえないのでしょう。
音楽映画はすきですが、ミュージカルは嫌いです。セリフを歌で表現って、普通にしゃべれよ、しかもいがみ合ってたのに最後には肩組んで笑顔で大熱唱って不自然ですよ。で、この映画はややミュージカルっぽいシーンもありますが、よかったです。何がよかったかは、オイオイ更新しやう。

で、今までに観た音楽映画で好きなの。

ブエナビスタソシアルクラブ」。キューバ音楽というものを初めてしっかり聞いた映画。すごく燻し銀な実際のキューバンミュージシャンが出ているドキュメンタリー映画。観てすぐにOSTを買いました。キューバ音楽って、ラテンブラックだけど、使われている楽器の音とか、その使い方が邦楽に似ているような。すぐに受け入れられる、耳に馴染む感じがいいです。
その右、「RIZE」。ちょっと音楽映画とはいえないかも。LOSお黒人貧民街の住民は、生活の不満ややりきれなさをダンスで昇華する様子をドキュメンタリーにしたもの。の、ダンスがめちゃカッコイイ。ダンスジャンルはSTOMPと言うのでしょうか、人間ドラムンベースのよう。決して洗練されたとか芸術的とかじゃないけど、限りない「生」を感じます。
その右「Ray」。レイ=チャールズを扱ったホントに素敵な映画。ヘロイン、ヘロイン、ヘロイン、結婚・出産・愛人、ヒット・大ヒット・リッチ…。体ひとつでどん底から成功していく、アメリカっぽい映画。
アマデウス」。アマデウスモーツアルトの人生。天才として成功していくけど、それに嫉妬する宮廷作曲家、天才の反面かイカレタ性格。天才だけど、孤独で、愛されてるのか愛されてないのか、天才はたいへんだなぁ。っていうか、何回も観てるのに、愛用をいまいち思い出せないや、アハッ!

ドリームガールズ」はサクセスストーリーです。売れない娘3人組がひょんなことから大スター(ブラックの)のバックコーラスにスカウトされることから始まる。その後、その大スターを押しのけソロデビューして順風満帆に大ヒットの連続、ロンドンツアーも慣行しちゃう。も、束の間、仲間割れして最後には元鞘でハッピーエンド。ってのが大筋ですが、プロデューサーとの恋愛関係が、最初=ジェニファーハドソン(デブ)、最後=ビヨンセ(美人)になったり、国内の有名DJい金ばら撒きまくったり、かつての大スターがドリームガールズの一人と付き合い続けることで世界に残ったり、だんだん自分たちの音楽よりHIT優先になてきたりとか…。サクセスの裏側がチラチラ見えるのが面白ひ。