全国の立食師のみなさ〜ん!

押井守の『立食師列伝』を観てきました。
”立ち食い”という行為を大きく捉えて、写真2Dアニメに仕上げてました。ところどころにコネタも入れつつ、薀蓄もタラタラ。たとえば、蕎麦屋『マッハ軒』のマッハは、ミハエル=シューマッハやマッハGOGOGO!ではなく、エルンスト=マッハの”マッハ”だそうな。押井さんが作りたくて作った映画って感じでした。
これまでの作品にも、スキをついて『立食師』が登場してたみたい。『うる星やつら』とか。
まぁ売れんやろな、僕はああいうノリ好きやけど。
寝てる人いっぱいいたし…

以下↓は公式サイトからのストーリー抜粋。

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これは、「立喰師」と飲食店主たちの 大真面目な、しかし、だからこそ可笑しい「対決」の記録である。
伝説は、60年前、廃墟からの復興を期する東京の片隅に始まった。闇市の脆弱なたたずまいの立喰い蕎麦屋
まもなく店を閉めようという微妙な時間に、その男は現れた。
「つきみ。......そばで」。
この男こそ、後に《月見の銀二》と呼ばれる伝説の立喰師であった。
銀二は、先に卵を割り入れさせると、上から出汁を注がせた。夜空の黄色い月の周りに薄い雲かがかかる。今夜の景色とそば椀の景色がシンクロする、あたかもどちらもが小宇宙のように。
「いい景色だ......」
その呟きは、店主を、危険な対決の荒野に呼び入れる、誘いの魔手なのであった。

時は下り、45年ほど前。日米安保条約締結直後、騒然たる世情の東京永田町。
凄まじいまでの美貌の女が、一軒の立喰い蕎麦屋の暖簾をくぐった。
「ケツネ。......おそばで。 あ、コロッケもほしいな」。
およそ立喰い蕎麦屋には似つかわしくない艶やかさ。《ケツネコロッケのお銀》の通り名で呼ばれるこの女立喰師は、その凄絶な美貌までもが手口なのだった。

立喰師たちは、時代が大きく変わってゆく瞬間、その隙間から零れ落ちるように、現れては消えてゆく。

そして。現代の飲食店もまた、立喰師の襲来から免れたわけではなかった。

立喰師たちの新たな標的となったのは、システムで食生活を変革させた《ファーストフード》であった。牛丼。ハンばーガー。カレーライス。《ファーストフード》という巨大なシステムが、立喰師たちによって、今、静かに崩壊してゆく......。
その断末魔の悲鳴を、笑って、見守れ。
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食逃師をあえて『立食師』とするとこがニクイ。
あ、てことは、僕も以前に深夜のココイチで…

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